企業がマイナビへ掲載する情報は?基本となる会社概要と採用データに、1つ情報をプラスする企業が昨年より増加していた。
採用活動が厳しい中、企業が就職情報サイトへ掲載する内容に変化はあるのでしょうか。
基本的な情報だけでなく、詳しい内容を掲載する企業が増えているかどうか、気になる方もいるでしょう。
そこで昨年同様、マイナビ2020に掲載している企業のうち、広島に本社がある企業572社(2019年5月末時点)を対象に、各企業ページの情報タブの数を調べました。
結論からいうと、基本的な情報のみを掲載している企業が昨年より減少し、説明会情報などの情報タブを1つ付加している企業が増加していました。
とはいえ、採用データや説明会情報などの基本情報が主なので、学生はより詳しい情報を求めて会社のホームページや採用サイトを検索する可能性が高いと思います。
会社概要と採用データのみを掲載する企業が約2割。そこにひとつだけ情報タブを付加する企業が全体の約5割強を占める結果に。
では、詳しい数値を見ていきましょう。
マイナビの各企業ページには以下の7つの情報タブが存在しています。
「会社概要」と「採用データ」は、基本的にどの企業にもあります。「説明会・セミナー」「取材・特集」「先輩情報」「ギモンに回答」「企業マイページ」という5種類のタブは、企業によってあったりなかったり。
つまり、この付加部分の情報が多いと、学生にとって知りたい内容も多い、ということになりますね。
どの企業にもある「会社概要」「採用データ」を【基本情報】とし、それにいくつの情報タブが付加されているかを調べた結果がこちら。
20.3%の企業が「会社概要」と「採用データ」の【基本情報】のみを載せていました。そして、その【基本情報】にひとつだけ情報を付加している企業が56%という結果に。
このひとつだけ載せる付加情報では、「説明会・セミナー」が圧倒的に多いです。学生に来てもらう入り口ですから、「説明会・セミナー」情報を付加する企業が多くのなるのでしょう。
ちなみに、昨年の結果はこちら。
「会社概要」と「採用データ」の【基本情報】のみが29.4%。【基本情報】に、付加情報をひとつ載せる企業が49%という結果でした。
気になった企業の採用ホームページを検索した学生を逃さないためには採用サイトがあると有利!?
ここからわかることは、マイナビでは「基本情報+説明会・セミナー情報」という比較的最低限の情報を載せる企業がまだまだ多いということ。
つまり、マイナビを見て興味をもった学生は、さらなる情報を得るために会社のホームページを検索する可能性が高いでしょう。その時に、採用専用サイトをあると印象もぐっとよくなり、他社との差別化にもなると思います。学生が目をとめたくなるような採用サイトを持って一歩リードしたいですね。
(採用専用サイト保持率に関する記事はこちら→「採用サイトをもつ企業はどれくらいある!? マイナビ2020掲載企業(エリア:広島)では約2割だった。」)