【山近義幸著「No.2は新卒採用で育てなさい!」から採用のコツを学ぶ】面接ではなく“面談”を心がける。就活生の本音を引き出す方法!
こんにちは。
採用活動が本格的に始動して、2か月がたちました。
今回のテーマは「面接」です。
ここでは、ザメディアジョングループ代表 山近義幸著「No.2は新卒採用で育てなさい!」より、新卒採用に役立つ話をご紹介していきます。
面接の中には、尋問されているかのような雰囲気や、きつく問いただされているように感じる、いわゆる圧迫面接があると聞きます。
「今の時代、そのような面接ではいけない」とこの本の中で書いています。
確かに、そのような雰囲気の中で本来の自分を見せることのできる学生は少ないように感じます。
企業側にとっても、学生の人となりを見抜くことは難しいのではないでしょうか。
では、どのような面接がよいのでしょう。
それは、「面接ではなく“面談”を心がけることだ」と山近は書いています。
学生の本音が聞き出せるような和やかな雰囲気を作り、学生との距離を縮められる関係を作ること。
そのための方法をいくつかご紹介します。
まず、学生の話していることには「そうかなぁ」「意外だね」などと、きちんとリアクションをしましょう。
自然体で話してもらうためには、面接する側も無表情・無反応ではダメです。
学生をのせて、しゃべりやすくしましょう。
質問の例としては「ふるさと自慢をしてくれませんか?」。
自分の地元が嫌いな人はあまりいないと思うので、学生は自分の言葉でイキイキと話してくれるかもしれません。
また、レベルの高い学生にはレベルの高い質問をしてみてください。
例えば「今のもっと詳しく話してほしいな」とか、「では、○○な場合はどう思う?」など、さらに踏み込んだ質問をされることで、学生は自分の話をきちんと聞いてくれているんだと喜びを感じ、話しやすくなります。
そのほか、「個人的に聞きたいんだけど」という質問方法も有効。
学生は自分に興味を持ってもらえたことを嬉しく思い、お互いの距離も縮まるでしょう。
ただし、多用すると特別感が下がるので避け、1~2個くらいがいいです。
特別感を感じて距離を縮めるフレーズとしては、「聞き漏らしたこと、言漏らしたことがあれば、メール下さい」というのも使えますね。
そして「最後に何か質問する機会を作る」こと。
学生に話すチャンスを作りましょう。
質問されたことに答えてきたけれど、自分らしさを出せないままの学生もいるかもしれません。
学生から発信する機会を与えることで、コミュニケーション力や積極性なども見ることができます。
それまでに和やかな空間ができていると、学生も話しやすいと思います。
いかがですか。
なるほど! と思っていただけたものはありましたか。
話やすい雰囲気の中で語る言葉のほうが、学生本来の人となりを見ることができそうですよね。
面接ではなく“面談”を心がけ、学生の本音を引き出しましょう!