【気になるNEWS】新卒採用「減らす」が23%、「増やす」を上回る結果に。5年ぶりの逆転が意味するものとは?
新卒採用に携わる社長様や人事担当者様なら、決して見過ごせないニュースが飛び込んできました。
2026年4月19日に共同通信社が発表した、主要企業111社を対象とした「2027年度入社の新卒採用に関するアンケート」の結果です。これまで長らく「超売り手市場」「深刻な人手不足」が叫ばれてきた新卒採用市場において、非常に衝撃的なデータが示されました。
主要企業で見られるこの動向は、私たち中小企業の採用戦略にも大きな影響を与える可能性があります。記事に載っていた調査結果を紐解きながら、これからの採用のあり方について深掘りしていきましょう。
■ 新卒採用を「減らす」企業が5年ぶりに「増やす」を上回る
記事に取り上げられていたアンケート調査(共同通信社が主要企業111社に実施)によると、2027年度入社の新卒採用について、前年度実績より「減らす」と回答した企業が23%(25社)にのぼったとのことです。これは1年前の前回調査から11ポイントの増加となります。
一方で、「増やす」と回答した企業は16%にとどまり、なんと5年ぶりに「減らす」が「増やす」を逆転する結果になりました(その他、「前年度並み」が35%、「未定」が22%)。人手不足に一定の一服感が見られるようです。
■ 採用数を減らす背景にある「AI」と「即戦力」
なぜ、主要企業は新卒採用の枠を絞り始めたのでしょうか? 記事では「減らす」と答えた企業の理由についても触れられています。その理由は大きく分けて2つあります。
- 「AI・デジタル化」による省人化
最も多かった理由は「デジタル対応を通じた省人化」でした。具体的には、「生成AIの活用をはじめとした業務効率化」を進めるという声が挙がっています。つまり、これまで新卒社員が担ってきたような定型業務や初期業務の多くが、AIなどのテクノロジーによって代替され始めているという現状が浮き彫りになりました。 - 「即戦力」となるキャリア採用へのシフト
もう一つの大きな理由として「即戦力のキャリア(中途)採用を強化する」という方針転換も挙げられています。環境変化の激しい現代において、時間をかけて新卒を育成するよりも、すぐに現場で活躍できる人材を獲得しようとする大手の思惑が見て取れます。

■ 中小企業にとっての「チャンス」と「課題」
このニュースを聞いて、「大手が採用を控えるなら、中小企業にとっては採用しやすくなるチャンスなのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、大手企業が採用枠を絞ることで、優秀な学生が中小企業に目を向ける可能性は高まるでしょう。
しかし、単純に喜んでばかりはいられません。大手が「AIの活用」や「即戦力シフト」を進めているということは、社会全体として「人材に求める価値」が急速に変化していることを意味します。
これからの新卒採用において、企業は「AIにはできない仕事」を担える人材を見極める必要に迫られます。それは、自社のカルチャーに深く共感し、主体的に新しい価値を生み出せるような人材です。当ブログでも以前お伝えしたように、生成AIが書いたような無難な回答では見抜けない、学生の「素顔」や「本音」を引き出す対話型の見極め力が、より一層求められるようになります。
■ 「選ばれる理由」を明確にする採用ブランディングの重要性
大手企業がキャリア採用にシフトする中、中小企業こそ「新卒社員を中長期的に育成し、共に会社を成長させていく」という姿勢を強力な武器にするべきです。
「うちの会社に入ると、どんな未来が待っているのか」
「AI時代に、どんなやりがいを持って働けるのか」
「即戦力ではなく、なぜ“新卒のあなた”を採用したいのか」
こうしたメッセージを、採用ホームページや面談を通じて学生に真っ直ぐに伝えていく「採用ブランディング」の重要性がますます高まっています。大手が効率化に舵を切る今だからこそ、学生一人ひとりと向き合う「顔が見える距離でのコミュニケーション」が、中小企業最大の差別化要因になるはずです。
■ おわりに
今回は、新卒採用を「減らす」企業の増加というニュースから、これからの採用戦略について考えました。環境の変化はピンチでもありますが、自社の魅力を再定義し、採用力をアップデートする絶好の機会でもあります。
採用活動や学生との関係構築についてお悩みがあれば、ぜひ一度、私たちザメディアジョンHRにお気軽にご相談ください。共に「選ばれる会社」をつくっていきましょう!
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