中小企業の3Kから逃げないで! 会社説明会では「給与」「休日」「勤務時間」を学生目線でわかりやすく伝えましょう
1990年代の3Kといえば、「キツイ」「汚い」「危険」という肉体的に過酷な仕事をイメージする言葉でした。
しかし今は、肉体労働に限らず、「帰れない」「厳しい」「給料が安い」などの新3Kが出ており、その内容は職種によってさまざま。
さらに看護師は、これまでの3Kに、「休暇がない」「規則が厳しい」「給料が安い」などを含めた6項目が追加され9Kとも言われているようです。
中小企業の3Kから逃げない! 隠さない! 勘違いさせない!
中小企業にとっての3Kとは「給与」「休日」「勤務時間」でしょう。
学生が気にする内容なので、会社説明会において、この3点については特に慎重に、学生目線でわかりやすい説明を心がけてほしいです。
まずは「給与」について。
学生は、給与の具体的な内訳や名称を初めて耳にする人も多いです。
基本給・加給・役割給・年齢給・営業手当・・・など。
企業によっても、その名称が微妙に違っていたり、配分が違っていたりするので、当然混乱する学生もいることでしょう。
その内容を丁寧に説明することが大切です。
次に「休日」について。
年間休日の目安は【105日】以上です。
それに加えて、有給休暇の取りやすさが、学生の気にするところ。
わかりやすく、有給取得率などの数字で表すといいですね。
また、会社独自の休暇(バースデー休暇、創立記念日など)がある場合も遠慮せず伝えましょう。
最後に「勤務時間」について。
これが最も学生に見られているといっても過言ではないかもしれません。
労働時間を実労働時間ではなく一定の時間とみなす「裁量労働制」を周知している学生も多く、「みなし残業」はマイナスになります。
“残業がある場合、月どれくらいあるのか”、“何時間以上の場合は手当てがつく”などの説明をきちんとすることで、学生の不安を取り除く手助けになります。
会社説明会で一番あってはいけないこと!
それは学生が勘違いして不満をもつこと。
つまり、学生にしっかり伝わっていないことから起こりうるマイナスイメージです。
学生目線になり、学生が理解しやすい説明を、できれば役職の上の方が隠さず上手に説明しましょう。
そして、学生が不満や不安をもつことのない会社説明会にしてくださいね。