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新卒採用における母集団形成の9つの手法と、そのメリット・デメリット。

今回は、新卒採用において、母集団形成についてどのような手法があるのかをまとめました。母集団形成とは、自社の求人に興味を持っている学生を集める活動であり、自社で活躍する人財を採用するために欠かせない良質な母集団を形成することができます。
その手法には以下の主に9つがあります。

  1. ダイレクトリクルーティング
  2. 就職サイト・ナビサイト
  3. 新卒紹介サービス
  4. 合同説明会
  5. 学内セミナー
  6. 企業説明会
  7. インターンシップ
  8. 自社の採用サイト
  9. リファラル採用

それぞれの手法にはメリットとデメリットがあります。自社の採用目標や予算、採用時期、採用ターゲットに合わせて、最適な母集団形成手法を選択することが重要です。
また、母集団形成においては、単に多くの人財を集めることが目的ではありません。自社の採用ターゲットにマッチした人財を適切な数だけ集めるという「質」と「量」をともに意識した母集団形成を行うことが必要です。

以下は、各手法とそのメリット・デメリットです。

候補者に直接スカウトメールを送信して応募を促す手法です。自己アピールを行う学生に、直接企業から働きかける採用手法のことを指します。

■メリット
ターゲット学生に直接アプローチできる
情報感度の高い学生の登録が比較的多いこと
■デメリット
学生とメッセージでやり取りするため工数がかかる

就職サイト・ナビサイトは、学生と企業をつなぐサイトです。学生は自分の希望条件に合った求人情報を検索し、応募することができます。企業は自社の求人情報を掲載し、学生とのマッチングを図ることができます。

■メリット
登録者数が多く、幅広い学生に認知してもらうことができる
全国に向けて募集をかけられる
募集要項や業務内容など、会社の情報を詳細に掲載できる
サイト内で応募者の管理ができる
■デメリット
掲載社数が多く、埋もれやすい
応募者の有無に関わらず掲載費用がかかる
学生の検索条件によっては自社の情報を見てもらえない

新卒紹介サービスは、人材紹介会社が提供するサービスで、学生と企業をマッチングさせることを目的としています。学生のスキルや志向性を把握し、企業に紹介することで、採用活動を支援します。

■メリット
学生のスキルや志向性を把握して紹介してくれるのでミスマッチが起こりにくい
就職サイトやナビサイトでは出会えない学生に出会える
■デメリット
出会える学生の数が少なくなる可能性がある

複数の企業が一箇所に集まり、学生に向けて説明会を行うイベントです。学生は、複数の企業の説明会に参加することができ、企業側も多くの学生にアプローチすることができます。

■メリット
多くの学生と出会えるチャンスがある
参加学生へ自社の社風や魅力を直接アピールできる
知名度の向上につながる
■デメリット
学生の参加者が少なく、十分な効果が得られないこともある
企業側から学生にアプローチするため、自社に興味を持ってもらえないことがある

大学内で開催される企業説明会のことです。学生は、自分の所属する大学で開催されるセミナーに参加することができ、企業側も自社の求人情報を学生にアピールすることができます。

■メリット
学生が自分の所属する大学で開催されるため、参加しやすい
自社の求人情報をアピールしやすい
コストを抑えて、ターゲットとなる大学の学生と出会える
■デメリット
大学によっては企業説明会の開催が制限されている
企業からの出展依頼が多く、なかなか誘致してもらえない可能性も高い

企業が主催する説明会のことです。学生は、自分が興味を持つ企業の説明会に参加することができ、企業側も自社の求人情報をアピールすることができます。

■メリット
自社の求人情報を詳しく伝えることができる
企業の雰囲気や社風をアピールできる
時間配分、内容を自由に設定できる
■デメリット
自社の知名度によっては集客に苦労する可能性がある
参加する学生が少ないと、コストと見合わないことがある

企業が学生に対して提供する短期間の職業体験プログラムのことです。学生は、自分が興味を持つ企業で働くことができ、企業側も学生の能力や適性を確認することができます。

■メリット
学生の能力や適性を確認することができる
自社に興味を持つ意欲ある学生と出会うチャンスがある
■デメリット
受け入れるために人と時間がそれなりに必要になる
短期間の場合、企業の実際の業務内容を十分に伝えることが難しい

自社の採用サイトは、企業が自社の求人情報を掲載するサイトのことです。学生は、自社の求人情報を閲覧し、応募することができます。

■メリット
自社の求人情報を詳しく載せて伝えることができる
自社のブランドイメージを高めることができる
自社の魅力を視覚的にアピールできる
■デメリット
作成するだけでは多くの学生に見てもらえない可能性がある
就職サイトやSNSから採用サイトへ誘導するなどの工夫が必要

既存の社員が自分の知人や友人を紹介することで、採用活動を行う手法です。社員が自分の知人や友人を紹介することで、自社にマッチした人財を採用することができます。また、社員が自社の求人情報を自分のSNSなどでシェアすることで、より多くの人財にアプローチすることができます。

■メリット
自社にマッチした人財を採用することができる
社内環境を知る既存の社員からの紹介なので承諾率の向上が見込める
■デメリット
既存の社員が自社に魅力を持っていない場合は、紹介が集まらない可能性がある

以上が母集団形成の手法です。これらを適切に組み合わせることで、自社の採用目標に合わせた母集団形成を行うことができます。ただし、母集団形成においては、単に多くの人財を集めることが目的ではありません。自社の採用ターゲットにマッチした人財を適切な数だけ集めるという「質」と「量」をともに意識した母集団形成を行っていきましょう。

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