第一印象で集客は変わる!合同企業説明会で学生がまず見るのは「装飾」と「人」。
採用活動の解禁されると学生がエントリーを始め、合同企業説明会が開催されるようになります。
この合同企業説明会での「学生が集まってくれるための工夫」に頭を悩ませている方も少なくないでしょう。名前の知られている企業であれば、その知名度からある程度学生が来るかもしれませんが、知名度がそれほど高くない会社にとっては、より工夫が必要になってきます。
学生は、知らない名前の会社のブースの何をまず見るかを考えてみてください。当たり前なのかもしれませんが、それはブースの「装飾」と「人(社員)」です。この装飾と人をどのようにすると集客につながるのかをお伝えしたいと思います。
第一印象が大切! 学生が目をとめたくなるブース「装飾」に
なんの飾り付けもない殺風景なブースはもちろんNGです。情報が何もないブースに興味を持つ学生はほぼいないでしょう。
過去には、ガランとした中に社員一人というブースで、「この状況を乗り越えてくるような学生を求めている」というスタイルの企業があったそうですが、このような雰囲気で学生を集めるのは厳しいと思います。
学生が気になりそうな情報を出し、ポスターを貼ったり、タペストリーで飾ったり、椅子にも飾りがあったほうがいいです。
ただ派手で目立つというのではなく、トータルコーディネートで装飾を行いましょう。
気になる情報があれば、自然と足をとめる学生も出てきます。そうすればより声もかけやすくなりますね。
さらに、明るいブースづくりは合同企業説明会に出ている社員のモチベーション向上にもなります!
また、色合いによって人の心理に伝わる印象は違うので、色の持つ特性を使って会社の伝えたい雰囲気を出すのもいいと思います。
色の持つ意味や心理に与える印象をまとめてみましたので参考にしてください。
<赤>情熱的、活動的、生命、強さ、注目、暖かい、購買意欲、危険、暴力、食欲増進
<青>リラックス効果、清潔、誠実、クールさ、冷静、平和、安全、若々しい、さわやか、知性、食欲減退
<緑>安心感、リラックス効果、鎮静作用、やすらぎ、平和、穏やかさ、調和、自然、バランス、協調
<黄>活発さ、開放感、明るさ、希望、軽率、幼さ、奇抜さ、好奇心、向上心、知識、幸福、軽快、カジュアル
<オレンジ>家庭・仕事・自由・暖かい・深い知恵・推察力・思いやり・親しみ
<ピンク>女性的、ロマンチック、優しい、華やか、繊細、不安定、弱い、幸福感、癒し
<紫>高貴・優雅・魅力的・非現実的・霊的・神秘
<白>清潔、純粋さ、冷たい、味気ない、潔さ、美しさ、神聖
<黒>高級感、ゴージャスさ、力強さ、知的さ、不安、暗闇、男性的、威厳のある感じ、都会的
学生が入ってみてもいいかなと感じそうな「人」が声掛けを
合同企業説明会は、複数の社員で参加し分担することが必要になってきます。まずは、やはり学生が足をとめて自社のブースに来てくれることが重要ですよね。ここでは、呼び込み・声掛けをする社員の人選ポイントをお伝えします。
学生はどんな人に声をかけられると入りやすいでしょうか。
自分よりかなり年上の貫録のあるベテラン社員でしょうか?
自分に年が近い若手社員でしょうか?
話を聞いてもらいやすいのは後者です。年が近い人ほど耳を傾けてくれる可能性は高いでしょう。若手社員や新卒社員がいいですね。内定者を使うのも有効でしょう。
そして話し方もポイントです。堅い口調はおすすめしません。気軽に話せそうな人のほうが話を聞いてもらいやすいです。
強すぎるアピールも避けたいところ。学生の反応を見ながら一度は引き「時間があったら、のぞきませんか」「少しでも興味があったら、気軽に来てね」とフランクな感じも効果的でしょう。
もし一度断られても、その後また近くを通ったのを見つけたら「今度はどう?」と気軽に話しかけることで、少しずつ集客につながります。声掛け担当はオシャレな格好でビジュアル重視と割り切るのもアリです。
合同企業説明会は、受け身姿勢ではなかなか学生は集まりません。一度にたくさんの学生に会えるチャンスに、工夫を凝らして臨みたいですね。いい人財獲得に向けてがんばっていきましょう。