合同企業説明会で学生のココロをつかむ!明日から使える「共感」を生む話題3選
「合同企業説明会のシーズンがやってきた。たくさんの学生に自社の魅力を伝えたいけれど、どうすればいいだろう…」
中小企業の新卒採用担当者の皆さん、こんな風に悩んでいませんか?
合同企業説明会は、多くの学生と出会える貴重な機会です。しかし、大手企業と比べて知名度が低い中小企業にとって、数あるブースの中から自社を選んでもらい、さらに学生の心を掴むのは至難の業です。
この記事では、学生の共感を呼び、心を惹きつけるための「話題の選び方」について、具体的な例を交えながらご紹介します。
なぜ、今「話題の選び方」が重要なのか?
今の学生は、情報収集にとても長けています。インターネットで少し検索すれば、企業の事業内容や福利厚生、OB・OGの声まで、ありとあらゆる情報が手に入ります。
そのため、説明会で単に会社の概要や事業内容を話すだけでは、学生の心は動きません。大切なのは、「この会社で働くって、面白そうだな」「この人と一緒に働きたいな」と、学生に「未来の自分」を想像させること。
そのための鍵となるのが、学生の「共感」を呼ぶ話題です。
単なる企業説明に留まらず、学生が自分事として捉えられるような話題を投げかけることで、学生は「この会社は自分を理解してくれそう」「入社後のミスマッチが少なそう」と感じ、親近感や安心感を抱くようになります。
学生のココロをつかむ話題3選
ここからは、明日からすぐに使える具体的な話題を3つご紹介します。
①「入社1年目のリアル」を語ろう
学生が知りたいのは、入社後の具体的なイメージです。「どんな仕事をするのか」「どんな毎日を送るのか」という疑問に答えることで、学生は入社後の自分を具体的に想像できます。
話題例:
◎「入社1年目は〇〇の仕事を担当していました。正直、最初は失敗ばかりで、落ち込んだ日もありました。でも、そんな時に先輩がかけてくれた一言が本当に嬉しくて、乗り越えることができました。」
◎「実は、入社前は人前で話すのが苦手でした。でも、新人研修で色々なことを学び、今ではお客様と楽しく商談できるようになりました。もし人見知りでも、安心して成長できる環境があると思います。」
単なる成功談ではなく、失敗談や乗り越えた経験を交えることで、学生は「完璧な人」ではなく「人間らしい先輩」に親近感を抱きます。
②「会社の一員」としてではなく、「一人の人間」として働いていることを伝えよう
学生は、企業という大きな組織の歯車になることに対し、漠然とした不安を抱いていることがあります。
だからこそ、社員一人ひとりが「どんな想いで働いているか」を伝えることが重要です。
話題例:
◎「私の仕事は、お客様の課題を解決することです。先日、あるお客様から『おかげで本当に助かったよ、ありがとう』と言っていただいた時、この仕事をしていてよかったと心から思いました。」
◎「会社のビジョンは〇〇ですが、私自身は『自分の担当した仕事で、誰かを笑顔にしたい』という想いで働いています。皆さん一人ひとりの『働く目的』を、ぜひ聞かせてください。」
自分の言葉で「働くことのやりがい」や「仕事の面白さ」を語ることで、学生は「この会社なら自分もやりがいを見つけられそう」と感じるでしょう。
③「会社選びの軸」について、一緒に考えよう
学生にとって、就職活動は人生の一大イベントです。その分、多くの不安や悩みを抱えています。
そんな学生に寄り添い、一緒に「会社選びの軸」を考える姿勢を見せることで、信頼関係が生まれます。
話題例:
◎「『とにかく大きい会社に入りたい』『安定した会社がいい』など、会社選びの軸は人それぞれだと思います。皆さん自身は、どんな軸で会社を探していますか?」
◎「『会社の安定性』『仕事のやりがい』『人間関係』など、それぞれ重視するポイントは違うと思います。もしよければ、皆さんが仕事に求めるものを、一緒に整理してみませんか?」
学生の悩みに耳を傾け、親身に相談に乗ることで、「この人は、自分のことを真剣に考えてくれている」という安心感を与えられます。
まとめ
合同企業説明会は、単に会社を紹介する場ではなく、学生との「対話」通じて、自社の魅力を伝える場です。
「入社1年目のリアル」「働くことのやりがい」「会社選びの軸」など、学生が自分事として捉えられる話題を積極的に提供することで、学生の心に深く響き、あなたの会社に興味を持ってくれるはずです。
ぜひ、今回ご紹介した話題を参考に、学生の心を掴む魅力的な説明会を企画してください。
