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実績

会社の強みをしっかり打ち出したことで新卒採用が軌道に乗り、会社に新陳代謝が生まれた。【株式会社小原建設】

プロジェクト概要

小原建設株式会社

事業内容 建設、建築設計、設備工事、土木工事、建築工事
創業 1957年10月
資本金 9000万円
売上高 58億1700万円(2022年6月決算時)
会社サイト https://www.obara-c.co.jp/

課題

合同会社説明会に参加しても、全く学生がブースに来てくれない。会社をどうPRしたらいいのかわからなかった。

小原建設様は岩手県北上市に本社を置き、高速道路や橋の建設や工場・倉庫などを建築する総合建設会社。完成に至るまでの過程でITを駆使していることが大きな特徴です。

6年ほど前から新卒採用を本格化し、合同会社説明会のブース出展をはじめましたが、何もわからない状態。周囲の会社のやり方を参考にして取り組んでみましたが、全く成果は出ず。そもそも学生がブースに来てくれず、会社の強みをうまく伝えられていない状態でした。

施策

会社の強みを検証した結果、「技術者を育てる会社」を採用のコンセプトに。最先端の技術が身につく会社であることアピールしました。

採用戦略策定、会社説明会・面接の運営など、採用活動全般をザメディアジョンHRがサポートしました。最も力を入れたのが、学生にPRするための会社の強みを明確にすること。いろいろと検証した結果、最新のICT(情報通信技術)施工を導入しており、その最新技術が習得できることをアピールすることに。

「技術者を育てる会社」と採用コンセプトに掲げ、採用活動を展開しはじめました。ITを駆使した建設で地域に貢献しながら、一人一人の技術力も高めることができることを学生たちにしっかり伝えていくことで、会社説明会に学生が来てくれるようになりました。

また、就活の早期化に合わせ、インターンシップ運営・集客のサポートに力を入れて取り組みました。

成果

新入社員が継続して入ることで社内に活気が生まれ、会社の評価向上にもつながった。自社の強みや特徴を再把握できたことで、入社後のミスマッチも防げるようになった。

毎年継続して新入社員が入ることで社内に活気が生まれるようになりました。お客様からの会社の評価の向上にもつながっているそうです。新卒採用をしたことで、会社にどのような強みがあり、将来の進みたい会社の方向性を探求することができたとのこと。自社に向いた社員はどういう人なのかを改めて考えることができたため、採用活動でのミスマッチも防げているようです。

社長インタビュー

会社の強みをしっかり打ち出せたことで新卒採用がうまく回り始めました。継続して新入社員が入ってきたおかげで、新陳代謝が生まれました。

株式会社小原建設

代表取締役社長 小原学氏

プロフィール=岩手県北上市出身

小原建設様は岩手県北上市に本社を置き、高速道路や橋の建設や工場・倉庫などを建築する総合建設会社。完成に至るまでの過程で、ITを駆使していることが大きな特徴です。売り上げは58億円を超え、岩手県内の建設会社約5,671社のうち7位になるとともに、高い利益も残す地域のダイヤモンドカンパニーです。 技術を中心とした会社作りを目指し、東京・首都圏に就職しなくとも、一歩先行く建設技術者になる環境・育成システムが整っているのが特徴。町をつくるだけではなく、ITを駆使した技術者にもなれる。そんな二刀流が可能な小原建設の小原社長にお話をうかがいました。

―小原建設様の事業内容を教えてください。

小原建設は特定建設業という、規模の大きい工事を施工する力を持っています。土木に関しては公共工事主体で高速道路や橋、住宅地などをつくっています。建築に関しては、システム建築工法に特化し、工場や倉庫、ビル等の大型建築物を手がけています。北上市はものづくりの盛んな地域なので、そのものづくりを支える仕事をしていますね。ICTなど新しい技術の導入が早いのも会社の強みです。

―東日本大震災後の復興で、沿岸部の高速道路工事をされたことをホームページで拝見しました。

はい、津波で流されてしまった道路を新たにつくる工事に携わりました。着工も早い方だったので、開通式までの約12年間ずっと携わっていました。とにかく技術者が圧倒的に足りなかったので、それを補おうと思いICT技術を取り入れました。

普通なら100年以上かかる道路です。いろいろな制約などもある中で、約10分の1の期間で工事を行っていますので、現場代理人たちは特に「やり切った!」という気持ちが強くあったと思いますね。開通式での現場代理人たちの背中はとてもかっこよかったですよ! 私たちも、この経験を通して誇りを持てましたし、建設業は必要だと逆に教わったような気がしますね。

―すごいですね!とても社会貢献度の高いお仕事だと改めて思いました。では、新卒採用を始められたきっかけ・経緯を教えてください。

昔は中途採用を優先していました。すぐ現場に入ってもらえますから。しかし、6年ほど前から新卒採用も本格的にはじめようと思い、リクナビやマイナビの合説に出ました。しかしブースにはほとんど学生が来ず、本当に打ちひしがれる日々でした。モテない男の辛さのようなものを嫌というほど体験しましたね(笑)。周囲の企業ブースを見て参考にして取り組んでいましたがまったく成果はなく、私も社員もかなり落ち込んでいました。それが3年くらい続いたでしょうか。

―なぜザメディアジョンHRに採用支援サービスを依頼していただけたのでしょうか?

ある合同企業説明会で、他の企業の採用サポートをしていたザメディアジョンの採用コンサルタントを見かけたのがきっかけです。その企業のブースには学生を次々と連れて行く姿を見たんです。「これはすごいな」と思ってその方に相談し、ブースの声かけや装飾ツールなどを提案してもらいました。そのおかげで採用活動がうまく回りはじめたので本当によかったと思っています。
マイナビのブース出展という戦いの場でのPR方法もアドバイスをもらい、ICT施工を武器にして「技術者を育てる会社」ということを前面に伝えていきました。毎年同じことをやらない、ということを大切にしてくれており、打ち出し方も毎年少しずつ変えていき、成果が出てきました。
ザメディアジョンのサポートなしでは昔に戻ってしまう気がしますね。

―新卒採用を行って会社に変化はありましたか?

一番は新陳代謝が生まれ、社内が活気づいたことですね。社員たちは同業者や取引業者さんから「小原建設さんは新しい若い人がどんどん入ってくるね」と言われることもあるそうなので、この状況のすごさを感じてくれているようです。

私自身としては、入社した新入社員を見るたびに、今まで以上に責任感を持ち、期待に応えられる強い会社にしなければいけないと思うようになりましたね。社員には、最先端の技術をどんどん身につけてほしいです。

また、先ほどの会社の打ち出しを考えるという点では、改めて「小原建設はどんな会社なのか」ということを突き詰めて考える機会になりました。自社の強みが明確にできたことも利点です。

―会社としては順調に成長しているのでしょうか?

そうですね。ザメディアジョンさんのおかげもあり、新卒採用がうまく回り、会社も軌道に乗り出しています。若い人が入ることで、その後の後輩も入りやすくなりました。最初は大変でしたが、数年続けて若い人が入ってくれると、そのあとは自然とうまく進んでいくように感じますね。そして彼らが後輩を育てながら今後も会社を盛り上げてくれると思います。

―小原社長も積極的に採用活動に参加されているんですか?

最初の3年くらいは参加した合同企業説明会すべてに顔を出しましたね。成果が出ないときも、とにかくしつこく、あがいてやってきました。軌道に乗ってきたので、今は採用担当の社員に安心して任せています。担当者が今はインターンシップからしっかり学生をフォローしてくれており、結果採用にも繋がっています。

―では最後に会社の今後のビジョンを教えてください。

小原建設が立地している北上市は企業誘致が成功して発展している地域です。盛り上がっている北上市の建設をしっかり担うことのできる建設会社として、会社を強く大きくしていくことが目標です。今後、人口が減ることは予想されます。そして建設業もおそらく限られてくると思います。その状況の中でも北上市を支えていける建設会社であり続けることを目指し、どこへ行っても通用する技術者の育成に力を注いでいきます。

―ぜひ、今まで通り採用に力を入れて、強い会社づくりを成功させていただきたいと思います。ありがとうございました!


ザメディアジョンHRは、採用に於けるコンサルティング、ブランディング及び制作をワンストップで対応することができます。採用でお困りの企業様はお気軽にこちらよりお問い合わせください。

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