WORKS
実績
新卒採用がきっかけで、変化への対応が早くなりました【ユニット株式会社】
プロジェクト概要
ユニット株式会社
事業内容 | 安全標識、安全用品の企画・開発・製造・販売 |
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設立 | 1969年6月25日 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 72億5,000万円(2023年3月期) |
会社サイト | https://www.unit-signs.co.jp/ |
課題
社員の平均年齢が高くなっていた。社内を若返らせて将来のために会社を強くしたい。
ユニット株式会社様は日本トップシェアの安全標識・安全用品の専門メーカーです。
以前は、採用活動において中途採用が中心で、社内の平均年齢が高くなっていったそうです。営業所によっては自分の後輩が何年もいない社員が少なくない状況でした。
この状態のままだと社員の成長の障害になりかねないこと、そして会社の将来を考えたとき、社内の若返りを図ることが課題になっていました。
施策
新卒採用活動を全面的にザメディアジョンHRがサポート。
将来に渡って強い会社であるために新卒採用活動に挑戦。
社内に専属の採用担当者を置いていなかったので、ザメディアジョンHRに採用支援を依頼。採用計画や母集団形成など採用コンサルティング業務をはじめ、選考の段取りや当日の運営など採用活動全般をザメディアジョンHRが代行支援しました。
成果
新入社員が入ることで、人を育てるノウハウを蓄積。働きやすい環境への改善も進んだ。
2011年に新卒採用を始めて13年(2024年6月現在)。新入社員が毎年入る仕組みができたことで、社内が若返っていきました。
また、会社として若い社員を育てるノウハウが会社に蓄積されたことが大きな成果。入社後の研修や、各事業所で若手を一人前にしていくプロセスが持てるようになりました。
さらに、若い人たちが入ったことで社会の流れにも沿って、有休や産休・育休などの休日が取りやすい環境に変化し、働きやすい環境になりました。
社長インタビュー
新卒採用を2011年から続けたことで、社内が若返りました。若手を育てるノウハウも蓄積でき、入社後のプロセスも確立できました。
ユニット株式会社
代表取締役 黒田 雄一郎氏
プロフィール=東京都出身
ユニット株式会社は1969(昭和44)年に設立。日本トップシェアの安全標識・安全用品の専門メーカーです。自社で製造販売するとともに商品を仕入れて販売する商社機能も持っています。扱う分野は大きく分けて2つあり、一つは労働安全衛生に関する標識。作業中の場所でケガや死亡事故などを起こさないように注意喚起するような表示物です。もう一つは、一般施設用表示物。アウトレットモールや高速道路のサービスエリア、大学、ホテルなどの駐車場や喫煙所の案内表示物になります。
商品数は何万点とあり、特注品にも対応できる体制を整えて、お客様の要望に沿った商品を提供しています。ライバル企業がとても多いという業界ではないため、販売競争に巻き込まれにくいことが強みのひとつ。創業して55年、全国への販売ルートもしっかり構築し、売上も利益も安定しています。
新卒採用を始めて約13年。社内も若返り、後輩を育てるノウハウが蓄積されてきたそう。今回は、100年企業を目指し成長を続ける黒田社長にお話を伺いました。
―新卒採用を始められたきっかけと経緯を教えてください
新卒採用を本格的に始めたのは、先代社長と入れ替わり、私が社長になった2011年からです。それまでは中途採用がメインだったので数年すると30代、40代になり、社内の平均年齢がどうしても高くなっていました。入社10年だが後輩が入らないという部署もあったんです。後輩が入ってこないことで雰囲気がマンネリになってしまったり、社員の成長の障害にもなりかねません。将来を考えると、社内の若返りを図ることが課題になっていました。
―なぜザメディアジョンHRに採用支援の依頼をしていただけたのでしょうか?
ちょうどその頃、リーマンショックが起きたことがきっかけで経営者向け勉強会に参加し、そこで、当時のザメディアジョン社長の山近さんの新卒採用に関する講演を聞いたことがきっかけですね。ザメディアジョンが蓄積してきた新卒採用活動のノウハウを提供してくれますし、安心して任せられると感じました。定期的な新卒採用を取り組んでいくという会社の方針が決まるタイミングと重なり、ザメディアジョンとともに本格的に新卒採用をスタートさせることにしました。
―新卒採用を 10 年以上続けられて、会社に変化はありました?
一番大きい変化は、若い人を育てるノウハウが会社に蓄積されたことですね。入社後の研修や、配属先で若手を一人前にしていくプロセスが、各事業所で持てるよ
うになりました。
これまでは、中途採用で営業経験者が入ると、とりあえずカタログ持ってお客様を訪問して営業するというやり方だったんですが、すぐに退職してしまうこともあ
りました。
いまは、入社して半年間は製造や物流などの社内の仕事を研修で見てもらい、その後に本配属するという形が作り上げられました。
それぞれの現場では新入社員に対して、入社 5、6 年目の社員たちが中心になってきっちりカバーしてくれています。新卒採用をする以前は考えられなかったことで
す。残念ながら退職してしまう、という社員もかなり少なくなりました。
―そのほか、なにか新卒採用を始めて変わったことはありますか?
平均年齢は以前よりも若返っています。営業部門で新卒入社した社員の多くが、30歳手前で所長になり始めています。新卒採用を初めて10年ぐらいかけて世代交代が進んでいます。
ほか、新卒採用を始めて変わったことは、有給休暇や産休・育休などの休日や残業についてです。もともとは有休が取りにくい環境だったんですが、それではいまの若い人たちに入社してもらうのが難しくなっている時代です。いまは比較的自由に誰もが有休が使えるようになりました。産休・育休を利用する人も増えてきて、会社側もそれに対応できるようになりました。 残業については、新卒入社した若い社員たちから「残業はそんなに多くなく、自分の時間を持てますよ」と言ってもらえるようになっています。
―新卒採用を成功させるために会社も変わっていったということですね。
そうですね。世の中の変化に対応していかないと、就活中の学生さんがユニットへの入社を考えてくれないかもしれませんので。
―ザメディアジョンHRとともに新卒採用に取り組んで良かった点はありますか。
ザメディアジョンさんが何年もかけて蓄積してきたノウハウを惜しみなく提供していただけることですね。会社説明会などの段取りもすべてやってもらえて、すべてをサポートしていただけるので安心して任せられています。
―ありがとうございます。黒田社長は積極的に自社の会社説明会に顔を出されると聞いたのですが⁉
はい、最初から学生のみなさんとお会いして、一人一人に対してしっかりと責任感をもって入社していただきたいという気持ちがあります。
―では最後に、会社の今後のビジョンを教えてください。
いま、ユニットは57期目になり、創業して半世紀以上が経ちました。今後は100年企業、そして100億企業を目指して、会社の礎を作っていきます。そして安心安全という分野において、労働災害以外のサービス、例えば人命を守ることができる商品をもっと取り揃えていきたいと考えています。日本国内に限らず海外でも災害は起きるので、そこで役に立つものも開発できればと思っています。
ザメディアジョンHRは、採用に於けるコンサルティング、ブランディング及び制作をワンストップで対応することができます。採用でお困りの企業様はお気軽にこちらよりお問い合わせください。