新卒採用をしたことで、社員の定着率が向上。創業100年に向かって、夢を語ることのできる会社になった。【株式会社カワグチ】

業種

食品業

エリア

北陸

プロジェクト概要

株式会社カワグチ

事業内容 小売部門、業務卸部門、アウトパック部門、惣菜部門、WEB通販部門
設立 1963年(昭和38年)
資本金 1,000万円
売上高 24億9,000万円(2023年4月)
会社サイト https://www.e-meat.jp/

課題

中途採用をしていたが社員の定着率があまりよくなかった。会社を若返らせて強い会社にしたい。

福井県福井市に本社があるカワグチ様は、“ここちよいテーブルをお届けする”という理念のもと、この街の健康で豊かな食生活に貢献してきた食品会社です。事業内容は精肉・惣菜の小売部門、食材を卸す業務卸部門、パック商品をスーパーに納入するアウトパック部門、惣菜に力を入れたWEB通販部門など、多岐に渡ります。

もともと中途採用を行っていましたが、社員の定着があまりよくなかったとのこと。将来に渡って強い会社にするために会社を若返りさせたいと考えるようになり、まずは高校生採用から取り組んだそうです。その後、小山昇氏が社長を務める株式会社武蔵野の実践経営塾に参加したとき、「大学生の新卒採用もやった方がいい」というアドバイスを受けて、チャレンジしてみようと決意。ザメディアジョンが新卒採用サポートを担当させていただくことになりました。

施策

新卒採用戦略から会社説明会の資料作成代行など採用活動全般をサポート。自社ならではの企画や連続休暇制度を取り入れて学生へのアピールポイントに。

カワグチ様は多くの中小企業と同様、新卒採用の専任を置くことは難しいため、ザメディアジョンが新卒採用の戦略や企画の検討といったコンサルティングをはじめ、会社説明会の資料作成といった採用代行(アウトソーシング)など採用活動全般をサポートしました。

会社説明会では、カワグチならではの企画をやってみようと考え、お肉のランク当てクイズを実施。会社の楽しい雰囲気が伝わったようで、学生にも好評でした。

また、新卒採用で選ばれる企業になるために、従業員たちにとって働きやすくなるような制度を導入しはじめました。たとえば、長期休暇を取るのが難しい業界ですが、年2回の5日間連続休暇制度を取り入れて働く環境を改善。学生へアピールできる職場環境の一つになりました。

採用ブランディングに力を入れ、採用ストーリーブックと採用サイトも制作。「お肉屋さん」だけではないカワグチの事業領域や仕事内容、お客様に「ここちよいテーブル」を届けたいという熱い思いをわかりやすく、インパクト大で伝えました。

■採用サイトはコチラ。

https://kawaguchi-recruit.com/

成果

大卒の新入社員が毎年入ることで活気ある社内に。社員の定着率も向上し、大きな夢を語れる会社になった。

毎年新入社員が入り、若い社員が増えたことで社内に活気が生まれました。社内結婚する事例や、産休育休をとって復帰する事例もあるとのこと。また、管理栄養士の資格を持った社員が採用できるようになり、調理などで即戦力にもなっているそうです。

新卒採用を8年前からはじめて、約15人を採用していますが、辞めたのは1人だけ。「高校生より定着率がよいので、今後は大学生の新卒採用だけにすることも検討している」と川口社長。新卒採用をはじめて若い社員が増え、大きな夢のある会社として成長していくようです。

社長インタビュー

毎年新入社員が入ってきたおかげで、社内に活気が生まれました。若い社員が増え、大きな夢を語り合える会社に成長しています。

株式会社カワグチ

代表取締役社長 川口 孝誠氏

プロフィール=福井県福井市出身

株式会社カワグチは昭和8年に川口精肉店として創業し、昭和38年に株式会社として設立しました。一言でいうと「お肉屋さん」ですが、その事業内容は精肉・惣菜の販売、飲食店や学校給食、病院などへの卸売、スーパーへのパック肉の販売、肉惣菜の調理加工など多岐に渡ります。楽天市場やヤフーショッピングなどでのネット販売も行っており、過去に楽天グルメ大賞(ハンバーグ部門)を2年連続獲得するという実績もあります。 新卒採用にチャレンジして約8年。会社の若返りに成功し、大きな夢を語り合うことができる会社に成長しています。今回お話を聞いた川口社長は、将来的には大卒の採用のみで採用活動を進めたいと感じているそうです。

―新卒採用をはじめられたきっかけは何ですか?

もともとは中途採用のみ行っていました。ただ、定着があまりよくなかったので、会社を若返りさせたいという思いから、まずは高校生採用に取り組みました。さすがに大学生は敷居が高いと思っていましたし。 その後、株式会社武蔵野さんの経営者向け勉強会に参加した際、社長の小山さんに「大学生の新卒採用もやった方がいいよ」というアドバイスをいただいたんです。話を聞くうちに、チャレンジしてみようと考え、小山さんからザメディアジョンを勧められて、お願いしてみることにしました。

―初めての新卒採用はどうでしたか?

「本当に大卒がとれるの?」と恐る恐るだったのを覚えています。でも、初参加となる合同企業説明会では、ザメディアジョンの採用コンサルタントの社員さんが資料をしっかり作成してくれたので助かりました。合同説明会のブースや自社の会社説明会にもけっこう人が集まってくれて、結果2名が入社してくれましたよ。 「やればできるんだ」という驚きと、変な自信につながりました(笑)。いま思えば、当時はいまより採用がやりやすかったですね。3年目くらいから、新卒採用の厳しさはひしひしと感じましたが、あのときからはじめていてよかったと思います。

―新卒採用をはじめて、どんなことが大変ですか? 逆によかったことはなんですか?

3~5月がすごく忙しいです、私自身が(笑)。面接や合説などが重なって、その時間の確保が大変です。
よかったことは、若い社員が増えることで社内に活気が生まれたこと。ここ数年は女性社員の採用が増えました。また、管理栄養士の資格を持った人を採用することができたので、調理などで即戦力になっています。将来は開発もしたいと言ってくれていますね。 高校生採用では、入社前からそういう資格をもった人はいないので、資格をもった人が来てくれることは大卒のメリットだと感じています。

―会社として大きく変わった(変えた)ことはありますか?

大学生は他社も受けて比較しながら就活するので、選ばれる企業になるために会社の制度やルール、休日などの見直しをしました。

特に大きく変わったのは連続休暇に関してですね。食品の小売業なので、お店は年中無休。GW、お盆、年末年始は繁忙期なのでお休みはとれず、長期休暇がありませんでした。これでは新卒採用においてアピールできないと考え、繁忙期を避けて5日間の連続休暇を年2回取れるようにしました。 これは既存の社員にとっても、うれしいことで、新卒採用をきっかけに会社全体がいい方向に変わったと思います。

―ザメディアジョンHRがお手伝いさせていただいてよかったことはありますか?

とにかくみなさん親身になって取り組んでくれます。最初は、何年かお世話になったら、あとは自分たちでやろうと考えていましたが、頼んだ方が安心なのでずっとお願いしています。社内に新卒採用の専任を置くことができたらいいのかもしれないけれど、それは現実的に難しいので、そうなるとザメディアジョンHRにお願いした方が安心ですね。 採用状況の背景をしっかり把握した上で戦略を提案してくれますし、厳しい状況になれば次の手を考えてくれる。自分たちでは次の手はなかなか出てこないと思いますね。ザメディアジョンHRは何が何でも1人はとろうとしてくれます。実際、毎年最低1人は採用でき、平均すると年2~3名はとれています。

―御社のある福井県は、有効求人倍率が高く採用が難しい地域と言われていますが、選ばれる企業になるために行った施策はありますか?

特別なことはしていませんが、企業説明会でカワグチらしい企画をやってみようと考え、お肉のランク当てクイズを実施したことがありましたね。会社の楽しい雰囲気が伝わったようで、学生さんにも好評でした。

―それはおもしろそうな企画ですね! 8年ほど新卒採用を行って、大卒社員の定着はどうですか?

これまで約15人を採用していますが、辞めたのは1人だけです。大学生はほかの企業とも比較して、仕事内容を分かった上で入社してくれるので、高校生より定着率がいいです。私としては、将来的には大学生の新卒採用だけにしたいなと思っています。

―辞めたのが1人だけとはすごいですね! では最後に、今後のカワグチ様について教えてください。

新卒採用をはじめて、若い社員が増えたので、夢のある会社にしたいですね。たとえ達成できなかったとしても、夢を語りながら、「この会社はもっともっとよくなっていく」と思ってもらえるような会社にしていきます。


ザメディアジョンHRは、採用に於けるコンサルティング、ブランディング及び制作をワンストップで対応することができます。採用でお困りの企業様はお気軽にこちらよりお問い合わせください。

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