事業内容 | イカ天瀬戸内れもん味をはじめ、スルメフライを主体に、海産珍味およびスナック類の製造販売 |
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設立 | 1969年(昭和44年) |
資本金 | 9471万円 |
売上高 | 22.1億円(2019年実績) |
会社サイト | https://e-maruka.co.jp/ |
課題
広島県尾道市で海鮮珍味やスナック類の製造販売を手がける、まるか食品株式会社様。
「イカ天瀬戸内れもん味」といった大ヒット菓子や、カルビーとのコラボ商品など数々の商品開発・製造を展開されています。
しかし、以前は売り上げ不振が続き、毎年続けていた新卒採用をストップ。
5年ぐらい新卒採用をやめ続けていましたが、業績は改善されず、新卒社員も入らない。このままでは何もできない状態に。
そんな危機感をもった川原一展社長は会社を大きく変えるために、新しいチャレンジをしたいという思いで新卒採用を復活させ、
ザメディアジョンとともに取り組むことになりました。
施策
当時、ザメディアジョンの創業者である山近義幸が提唱していたのは「◎◎採用」といった、採用方針をフレーズにして社内外に広めること。
まるか食品様では「変わり者採用」に決定し、それまでは「いい人」を採用するようにしていましたが、マニュアル人間や常識人間ではなく、何かに夢中になって取り組んでいたものがある人など個性的な人材を積極的に採用することにされました。
その新卒社員の中の一人が入社2年目のときに、「イカ天瀬戸内れもん味」を企画。お酒のおつまみのイメージが強かったイカ天珍味の常識をこえた斬新な商品が評判を呼び、いまも売れ続ける大ヒット商品となりました。
新卒採用に取り組むにあたり、採用サイトを制作。数年後には採用ブログを開始したり、大卒とは異なる職種となる高校生採用に特化した採用サイトも制作されました。
成果
会社の業績は一気に上がっていき、新工場を増設しなければ対応できないほどになりました。
毎年、新卒採用を続けていき、いまでは社員数の半分が新卒社員になりました。
「会社のベクトルがそろった人材が集まり、今後さらに大きく成長する土壌ができました」と川原社長。
さらなる成長に向かって進んでいくようです。
まるか食品株式会社
代表取締役 川原一展氏
プロフィール=広島県尾道市出身。
まるか食品様が2013年12月から製造販売している「イカ天瀬戸内れもん味」は累計1000万袋以上を突破。日経トレンディ『2015今年のヒット商品ご当地ヒット大賞』を受賞したり、マツコ・デラックスと有吉弘行が出演する番組で絶賛されるなど、全国的に大旋風を巻き起こした大ヒット商品です。
その後も次なるヒット商品をめざし、イカ天を使った新商品を続々と登場させる商品開発力がまるか食品の大きな強みのひとつです。
いまでこそ、そんな新たな挑戦ができる会社に変わることができましたが、ここにいたるまでは数々の困難があったよう。2006年に先代から引き継いで社長に就任し、新たな挑戦に取り組める会社へと変革してきた川原社長に話を聞いてみました。
まず、まるか食品様の新卒採用について教えてください。
1994年に地元の福山大学から教授推薦で、新卒1期生6人を採用したのがはじまりです。私はその前年に入社した0期生です。その後、継続的に新卒採用は行っていましたが、業績が良くない状態が続いて採用を5年間ぐらいストップ。それでも売上は低迷し、利益が出ない経営状況が続いていました。
しかしこれ以上採用を止めると今後、業績が回復したとしても新しいことに取り組めなくなる。強迫観念にかられ、思い切って、新卒採用を数百万円の予算をかけて復活させることにしました。両親や会計士の先生などまわりからは猛反対されました。しかし、新しいことに挑戦したいという思いの方が強かったです。とにかく会社を変えたかったんです。
その思いと今後の会社の方向について、社員たちの前でプレゼンテーションし、みんながそれに共感してくれました。そうして、予算をかけて本格的に新卒採用に取り組むことになりました。会社とは人材で成り立つものですから、いまでも間違いではない決断であったと思います。
思い切った挑戦でしたが、採用は成功されたのですか?
そうですね。ザメディアジョンの山近さん(当時社長、現・創業者)が「◎◎採用」と採用方針を決める話をしていて、まるか食品は「変わり者採用」に決め、個性的な学生さんを求めることにしました。それまでは「いい人」と呼ばれるような人を採用していましたが、素直で思い切った挑戦をしてくれるような人を採用しました。
当時、私たちは業績を回復させるために「12ヵ月新商品企画」に取り組んでおり、毎月新商品を開発・製造し、発売することに挑んでいました。そこで生まれたのが、「イカ天瀬戸内れもん味」という全国規模の大ヒット商品です。
実はこの商品を企画したのは、新卒採用を復活させたときに入社してくれた女性社員の一人です。
彼女が入社して2年目のときに研究室の女性社員たちと開発を進め、誕生した商品なのです。
だから、ザメディアジョンの新卒採用サポートのおかげで、あの「イカ天瀬戸内れもん味」が誕生したということにしていいですよ(笑)
誠にありがとうございます(笑) あと、採用向けのサイトや、高校生採用に特化したサイトも作らせていただきましたが、反響はいかがでしょうか?
会社の明るい雰囲気が伝わっているようで、評判はいいですよ。高校生採用で言うと、学校側はそれまでおとなしい子を紹介してくれていましたが、高校生向け採用サイトができてからは、サイトの雰囲気に合うような元気な子が応募してくれるようになりました。
ザメディアジョンの新卒採用サポートから離れ、他の採用支援会社に変更され、また今期は戻って来ていただけましたが、要因を教えてください。
まるか食品が行っている「環境整備」や「実行計画書」の作成など、会社全体をより良くする取り組みに関する理解や価値観について、ザメディアジョンの方がスムーズに意思疎通をしてもらえるからです。
また、会社説明会などの準備、学生さんの管理などしっかりやってもらえているので助かります。会社説明会には、担当する採用コンサルタントの川崎さんや松本社長が立ち会ってくれるなど手厚くサポートしてもらえています。
最後に今後のまるか食品様について教えてください。
いま新卒社員が半数以上を占め、会社が変わる土壌ができ上りました。
以前は社内ルールを守らない社員に対して指摘すると、ふてくされる人もいましたが、それは今ではなくなりました。
今後、まるか食品は瀬戸内を背負って立つ企業をめざします。
「イカ天瀬戸内れもん味」の大ヒットによって、多くの地元の人たち、県市町に喜んでいただけました。それまで、地元志向はそこまでなかったのですが、この喜びは大きく、これからも瀬戸内を代表する商品やサービスをプロデュースしていきます。地方創生や生産者の仕事、雇用などに役立ち、日本の原風景を守ることをめざしていきます。
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